育児におけるスマートスピーカー活用(育児の情報収集編)
今回は夫から、育児でのスマートスピーカー活用の提案です。
育児が始まると起こる変化
子どもが生まれ育児が始まると、生活がガラリと変わります。
- 育児は日々わからないことだらけ。インターネットで情報収集する機会が増える。
- 子どもをあやす時間が増える。特に抱っこをしていると両手が塞がってしまうので、その時間にはできることが限られる。
そこでスマートスピーカーの出番です。
スマートスピーカーを使うと、両手が塞がっていてもちょっとした情報収集や様々なタスクが捗ります。
スマートスピーカーまわりの選択肢
スマートスピーカー vs スマートディスプレイ
今のところ、育児ではスマートディスプレイの必要性は感じていません。
理由は、子どもをあやしていると常にディスプレイ表示を見れる状態だとは限らないからです。
特にこだわりがなければ、より安価なスマートスピーカーで十分なのではないかと思います。
Google Nest vs Amazon Echo vs HomePod
我が家には、3種類すべてのスマートスピーカーがあります(笑)
それぞれ強みが異なるのでどれが一番良いとは言えません。
このブログでは実現したい目的毎に、どのスマートスピーカーがおすすめなのかを紹介する形を取りたいと思います。
今回は、スマートスピーカーによる育児の情報収集編です。
今回のテーマ: 情報収集にはGoogle Nestシリーズ(Googleアシスタント)がおすすめ
育児でわからないことがあったとき、一番頼りになるのがGoogle Nestシリーズに搭載されているGoogleアシスタントです。
質問をすると、インターネット上の情報から、引用元を示しながら引用して答えてくれます。
Google検索をしたときに、一番上にGoogleが答えをピックアップして表示してくれることがありますよね。
おそらく、その情報をGoogleアシスタントが読み上げてくれているようです。
他のスマートスピーカーとの比較
2023年1月時点での情報です。
Amazon Echo(Alexa)の場合は質問に対する回答がAlexa Answersにあればその旨を示しながら回答してくれます。
Alexa AnswersはAlexaに質問されて答えられなかったものにユーザが回答する仕組みだそうですが、回答したユーザの所属や立場をAlexaが示してくれませんので、情報源による信憑性の判断はできません。
Amazonとしては回答の質を高めるような対策をしていると思いますが、信憑性としてはWikipediaやYahoo!知恵袋のようなものと考えるのがよいと思います。
www.itmedia.co.jp
www.technologyreview.jp
HomePod(Siri)はインターネット上に情報が見つかるとスマートフォンにリンクを送信してくれますが、読み上げてくれる機能はありません。
ユースケース
どのような情報収集ができるのか、私たち夫婦がこれまで実際に質問したいくつかの例を挙げます。
- 赤ちゃんのうんちが緑色なのは大丈夫?
- お宮参りとお食い初めを一緒にしても大丈夫?
- 赤ちゃんの平熱は?
- 赤ちゃんはいつからお肉を食べられる?
このあたりの質問にもしっかり答えてくれます。
育児をしながら情報収集ができるのは非常にありがたいです。
引用元も示してくれる点が便利で、信頼できる情報かどうかの一次判断にも使えます。
だいたいは、育児関連の情報を提供している企業や医療機関サイトの記述が引用されることが多いです。
もし信頼できるか怪しいと思った場合には手動で調べ直すことをおすすめします。
「オッケーグーグル」とは呼びづらい人へ
CMではよく「オッケーグーグル」と呼びかけていますが、日本人としては違和感がありますよね。
実は「ねえグーグル」と呼びかけることもできるので、個人的にはこちらの呼び方をおすすめします。
購入前に試す
実際にGoogleアシスタントの実力を確かめてからGoogle Nestシリーズを購入したいと思う方が多いと思います。
iPhone/iPadの場合は「Googleアシスタントアプリ」をインストールしていただければ、実際に質問をやり取りできます。
私達はAndroid端末を持っていないのですが、おそらくAndroidの場合はGoogleアシスタントが標準搭載されているので、そのまま試すことができると思います。
余談: 最近話題のChatGPTの活用について
最近、OpenAIが開発したChatGPTが公開されましたね。
プレビュー期間はアカウントを作成すればウェブブラウザから無料で試すことができます。
openai.com
流暢にコミュニケーションができるうえ、様々なタスクに対応できることから、エンジニアの間では話題になっています。
単純な質疑応答だけではなく、プログラミングをしてくれたり創作系のタスクもこなしてくれるところにも驚きました。
ChatGPTそのものではないですが、OpenAIがAPIとして提供しているtext-davinci-003(ChatGPTの元となるモデルと言われている)を使えば、流暢なコミュニケーションができるスマートスピーカーのスキルを開発していることもできそうです。
しかし、このようなChatGPTやtext-davinci-003が育児に関する情報収集に活用できるかというと、現状では難しいと思います。
大抵の質問に対してChatGPTはそれっぽい回答を返してくれ、大体はあっていることが多いのですが、回答の中にたまに誤った情報が混じっていることがあります。
しかし、もっともらしい回答である上に情報源もわからないので、信憑性の判断が難しいでしょう。
育児では誤った知識が命に関わったり、すぐには誤っているとわからないことが多いと思いますので、活用には慎重になった方がよさそうです。
nowokay.hatenablog.com